【第2回】管理不全空家と特定空家は何が違う?奈良の実家ならどこまで気にするべき?
「管理不全空家」と「特定空家」。
空き家について調べていると、この2つの言葉が出てきます。
なんとなく怖い言葉に感じますが、実は意味は大きく違います。
管理不全空家とは?
簡単に言えば、
「このまま放置すると、特定空家になるおそれがある空き家」です。
例えば、屋根や外壁の劣化、庭木の繁茂など、適切な管理が行われていない状態が考えられます。
行政から指導を受けても改善されず、一定の条件を満たすと「勧告」を受ける場合があります。
特定空家とは?
一方の特定空家は、より深刻な状態です。
例えば、
- 建物が倒壊する危険がある
- 衛生上の問題がある
- 著しく景観を損なっている
- 周辺の生活環境に悪影響を及ぼしている
などの状態です。
つまり、
管理不全空家=問題が深刻になる前の段階
特定空家=すでに周辺への影響が大きい段階
と考えると分かりやすいでしょう。
「古い家=特定空家」ではありません

ここは非常に重要です。
築40年、築50年というだけで、特定空家になるわけではありません。
建物が古くても、きちんと管理され、周囲に問題を起こしていなければ、当然それだけで特定空家になるわけではありません。
奈良市や生駒市で相続した実家についても、いきなり特定空家を心配する必要があるケースばかりではありません。
むしろ現実的には、
「今は問題ないけれど、この先どうする?」という視点が重要です。
固定資産税が「6倍になる」は本当?
空き家の話になると、
「空き家にすると固定資産税が6倍になる」
という話を聞くことがあります。
これは少し誤解があります。
住宅用地には一定の条件で固定資産税を軽減する「住宅用地特例」があります。
しかし、管理不全空家や特定空家について、行政から勧告を受けた場合には、この特例が解除されることがあります。
つまり、
空き家になっただけで、すぐ固定資産税が6倍になるわけではありません。
だからこそ、必要以上に不安になる必要はありません。
では、何を考えればいい?
重要なのは、
「特定空家にならないようにする」だけではありません。
「この家を5年後、10年後も所有したいのか?」を考えることです。
今は管理できていても、将来はどうでしょう。
誰も住む予定がないのであれば、早めに売却価格を調べておくことも一つの選択肢です。
売ると決めるのは、その後でも構いません。
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