【第3回】相続した実家、誰も住まないならどうする?売却・賃貸・所有を比較
親から相続した実家。
「自分は住まないけれど、売るのも少し寂しい」
そんな気持ちになるのは、決して珍しいことではありません。
では、誰も住まない実家はどうすればいいのでしょうか。
大きく分けると、選択肢は4つあります。
① そのまま所有する
最も簡単なのは、そのまま所有する方法です。
将来自分や子どもが使う予定があるなら、無理に売る必要はありません。
ただし、空き家は所有しているだけでも固定資産税がかかります。
さらに、庭の管理や建物の点検、修繕なども必要です。
「何もしなくてもお金がかからない家」ではありません。
② 賃貸する
立地や建物の状態によっては、リフォームして賃貸する方法もあります。
毎月の家賃収入が得られる可能性がある一方、修繕費や空室、入居者対応なども考えなければなりません。
「空き家だから、とりあえず貸せばいい」というものでもありません。
③ 売却する
今後住む予定がなく、管理する負担も減らしたいのであれば、売却は非常に分かりやすい選択肢です。
売却すれば、固定資産税や維持管理の負担からも基本的に解放されます。
もちろん、思い出のある実家を売ることには抵抗がある方もいます。
だからこそ、まずは**「いくらで売れるのか」だけを知る**という方法があります。
④ 解体して土地として売る
建物の状態が悪い場合には、解体して土地として売却する方法もあります。https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000030.html
ただし、解体費用が必要になるため、必ずしも「壊した方が高く売れる」とは限りません。
反面、相続した空き家の売却に関して税制優遇が受けられる場合もあります。
土地の価格、建物の状態、周辺の需要などを見ながら判断する必要があります。
正解は一つではありません
相続した実家について、「売った方がいいですか?」と聞かれることがあります。
しかし、私は「必ず売った方がいい」とは思いません。
その家を今後使うのか。管理できるのか。賃貸需要があるのか。
売却した場合はいくらになるのか。
それぞれを比較して決めるべきです。
大切なのは、
「何となく持ち続ける」状態にしないこと。
一度、選択肢を整理してみることです。
次回は、意外と見落とされやすい「空き家を10年間持ち続けた場合の費用」について考えてみます。
→ 第4回「奈良の実家を10年間持ち続けると、いくらかかる?」へ
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