奈良で不動産を売るとき、なぜ同じ家なのに査定価格が違うのか?【後編】
前回は、同じ不動産でも会社によって査定価格が違う理由についてお話ししました。
では、
「一番高い査定価格を出した会社に頼めばいいのか?」
というと、必ずしもそうとは限りません。
ここは、不動産売却を考えている方にぜひ知っておいていただきたいところです。
一番高い査定価格を出した会社を選べばいい?
例えば、
A社 2,800万円
B社 3,100万円
C社 3,500万円
という査定結果だったとします。
売主さんからすれば、
「3,500万円で売ってくれるならC社にお願いしたい」
と思うでしょう。
しかし、ここで確認してほしいことがあります。
「3,500万円という価格で売れると判断した根拠は何でしょうか?」
周辺の成約事例は?
現在売りに出されている競合物件は?
その物件と比べて何が優れているのか?
その価格で購入する可能性のある人はいるのか?
販売期間はどのくらいを想定しているのか?
こうした説明がしっかりできるかどうかが重要です。
高い査定価格を出すことが目的になってはいけない
不動産会社にとって、査定価格を高く出すこと自体は難しいことではありません。
「この価格で売れます」と言って売却を任せてもらう。
そして実際に販売を始めてみる。
ところが、なかなか問い合わせが来ない。
そこで、「もう少し価格を下げましょう」となる。
結果的に、最初から現実的な価格で販売していたほうが早く売れた、というケースもあります。
もちろん、最初から高めに設定して、時間をかけて売るという戦略が適している物件もあります。
大切なのは、高い査定価格を出すことではなく、その価格設定に根拠があることです。
私が査定で大切にしていること

私は査定をするとき、できるだけ「なぜこの価格なのか」を説明することを大切にしています。
「この地域の相場が○○万円だから」だけではなく、
「近くでこのような成約事例があります」
「現在、こういう物件が競合しています」
「この物件の場合、この部分がプラスになります」
「逆に、この部分は買主からマイナスに見られる可能性があります」
というように、できるだけ具体的にお伝えします。
そして、「この価格で売りましょう」と一方的に決めるのではなく、
「この価格なら、このような売り方が考えられます」
と、選択肢をお伝えするようにしています。
査定を依頼したからといって、売らなくてもいい

これも、ぜひ覚えておいてください。
不動産会社に査定を依頼したからといって、必ず売却しなければいけないわけではありません。
「今の家がどのくらいの価値なのか知りたい」
「相続した実家をどうするか考えるために価格を知りたい」
「将来売るかもしれないので、今の相場を知っておきたい」
という相談でも構いません。
まだ売るかどうか決めていない段階で、現在の不動産価値を知っておくことも一つの判断材料になります。
不動産会社選びは「査定額」だけで決めない
不動産を売却するとき、
「一番高い査定を出してくれた会社」
を選びたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、本当に見るべきなのは査定額だけではありません。
なぜ、その価格なのか。
どのように売るつもりなのか。
その地域でどのくらいの売買経験があるのか。
良いことだけでなく、マイナス面も説明してくれるのか。
そして何より、
「この人になら、自分の不動産を任せても大丈夫」と思えるか。
私は、そこが一番大切だと思っています。
不動産売却は、査定価格から始まります
不動産を売ることは、人生の中でも大きな決断です。
だからこそ、
「一番高い査定額だったから」
という理由だけで売却を任せるのではなく、その価格の根拠を聞いてみてください。
分からないことは、遠慮なく質問してください。
納得できなければ、すぐに売却を決める必要もありません。
「この家、今ならいくらくらいで売れるんだろう?」
まずは、そこを知るところからでも大丈夫です。
奥居不動産事務所では、奈良市・生駒市を中心に、奈良県全域で不動産売却についてご相談を承っています。
26年間、不動産の現場で見てきた経験をもとに、良いことだけではなく、売却にあたって注意すべき点も含めて、できるだけ分かりやすくお伝えします。
売るかどうかは、その後に考えればいい。
まずは、ご自身の不動産を知ることから始めてみませんか。
CONTACT
奈良の実家・空き家の売却・
買取はまずご相談ください!
遠方に住んでいて奈良の実家の管理が難しい方、相続した空き家の売却・買取を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
奈良の不動産事情に詳しいスタッフが丁寧に対応いたします。
メールでのご相談はこちら
お問い合わせフォーム