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住宅ローン金利が上がると、不動産を売る人にも影響する?

住宅ローン金利が上がってきました。

「住宅ローンは家を買う人の話だから、売主には関係ない」

と思われるかもしれません。

でも実は、不動産を売る側にも関係があります。

なぜなら、不動産価格を最終的に支えるのは、

「買主がいくらで購入してくれるか」

だからです。

金利が上がると同じ3,000万円でも違ってくる

例えば3,000万円を住宅ローンで借りるとします。

金利が低ければ毎月の返済額を抑えられます。

ところが金利が上がれば、同じ3,000万円を借りても返済負担は増えます。

2026年9月のフラット35は、返済期間21~35年の場合、最も多い金利が年3.46%となっています。

もちろん実際には変動金利を選ぶ方も多く、金利水準は金融機関や商品によって違います。

それでも以前の長く続いた超低金利時代とは、明らかに状況が変わってきました。

買主が「買えない」より「慎重になる」

私はこちらの影響の方が大きいと思っています。

「金利が上がったから住宅を買えません」

という人ばかりではありません。

むしろ、

「今後もう少し金利が上がったら?」

「リフォームにもお金がかかる」

「物件価格も以前より高くなっている」

と考えて、購入判断が慎重になる。

というあたり前の話しになっています。

これは売主にも関係する

例えば3,500万円で売りたい物件があるとします。

その価格帯で購入できる人が十分にいれば問題ありません。

しかし金利上昇などによって、

「3,500万円は少し厳しいから3,200万円くらいまでで探そう」

という買主が増えればどうでしょう。

3,500万円の物件そのものの価値が急に下がったわけではありません。

でも、その価格で買える人・買おうとする人が減れば、売却には影響します。

不動産価格は売主の希望だけでは決まりません。

買主側の資金事情にも左右されるのです。

金利上昇=すぐ値下げ、ではありません

だからといって、

「金利が上がったから値下げしましょう」

という単純な話でもありません。

駅に近い。

人気の住宅地。

土地の条件がいい。

希少性がある。

こうした不動産には、価格が高くても買主が現れる可能性があります。

一方、似たような売物件が多い地域では、買主が比較しやすくなります。

大切なのは、

自分の不動産を買う人が、今どんな状況にいるのかを見ること。

売主側から市場を見るだけでは分からないことがあります。

2026年秋は「買主側」も見る

これから奈良で不動産を売却するなら、地価や周辺の売出価格だけでなく、住宅ローン金利の動きにも少し注目しておきたいところです。

不動産市場は、

「いくらで売りたいか」と「いくらなら買えるか」

が出会うところで動きます。

公開されている基準地価や公示価格もすべて、実際の取引事例が基になっています。

金利上昇は、買主だけの問題ではありません。

買主の財布事情が変われば、巡り巡って売主にも影響する。

2026年秋の不動産市場を見るうえで、私はここも重要なポイントだと考えています。

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